「人が多い観光地ではゆっくり写真が撮れない」「静かで落ち着いた場所で、自分のペースで旅を楽しみたい」そんな人にとって、舞鶴市の松尾寺駅はぴったりのスポットです。
松尾寺駅は、大正時代に建てられた木造駅舎が今も残り、ノスタルジックな雰囲気を感じることができます。駅からは西国三十三所の札所「松尾寺」へと続く参道があり、歴史ある風景が旅に深みを添えてくれることでしょう。
また、駅舎内のカフェでは、舞鶴産の抹茶を使ったドリンクも楽しめるのも魅力です。
この記事では、そんな松尾寺駅の歴史や見どころをご紹介します。
松尾寺駅とは?

松尾寺駅とは、西国三十三所「松尾寺」の最寄り駅として大正11年(1922年)に小浜線の開通とともに誕生した木造駅舎です。
戦時中は海軍火薬廠への側線が設けられ、産業輸送の役割も担っていました。
昭和61年に無人駅化されるも、地域住民と舞鶴市による保存活動によって平成21年に観光交流施設として再生。平成30年には駅舎が国の登録有形文化財に指定されました。
そして、現在もJR西日本小浜線の駅として現役で活躍する歴史ある駅舎なのです。
松尾寺駅の駅舎内
松尾寺駅は映画のロケ地としても活躍!
舞鶴市は映画のロケ地としても度々採用されている地であり、松尾寺駅もまた映画撮影で使用されています。
過去に撮影がおこなわれた作品は以下のものがあります。
祈りの幕が下りる時
出典:YouTube 東宝MOVIEチャンネル「映画『祈りの幕が下りる時』予告」
駅舎の中のお茶屋さん「salon de RURUTEI」で舞鶴抹茶を味わおう
松尾寺駅の駅舎の中には「salon de RURUTEI(流々亭)」というお茶屋さんがあります。
舞鶴市は、知る人ぞ知るお茶の名産地であり日本茶品評会でかぶせ茶部門で常に産地賞を受賞しており、何度も全国第1位に輝く実力があります。
そして、実は舞鶴で作られるお茶の多くは宇治茶として流通しているのです。
salon de RURUTEIでは、そんな舞鶴茶の販売やおしゃれにアレンジしたドリンクをカフェメニューとして提供しています。